5月、ドイツで開催される展示会に知人の会社が出展します。
ブースの装飾用としてアルミのミニ欄間を出家させます。
ということで今回は、井波彫刻の欄間の制作している、
藤井建具さんへ枠の制作を、お願いに行きました。
井波彫刻の彫師も減っており、枠屋も減っているそうです。
紹介していただいた、藤井さんは・・・
実は、東京藝術大学と、高岡市と砺波市の産学官の壮大なプロジェクトで
「国宝法隆寺 釈迦三尊像の再現」という、3D国宝を3Dスキャナーで読み取り、
再現しようという、歴史の1ページになるような壮大なプロジェクトのメンバーです。
高岡市のHPより
http://www.city.takaoka.toyama.jp/sanki/sangyo/shinsangyo/forum.html
関連ニュース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000018038.html
「国宝法隆寺 釈迦三尊像」を高岡銅器の会社が再現した。
私が伺った時、まさにこの台座を
「図面もなにもないんだよ~」と困り顔で制作中でした。
今回、新たに制作した「アルミのミニらんま」
枠の材質は、神代杉と秋田杉を選択しました。
オールジャパンの素材にこだわる。
藤井さん、「神代杉はもう採れないので、高いんだよ~」
写真は、神代杉の枠です。
藤井さんは、静かに
「俺の仕事はね、表に出ちゃだめな仕事なんだよ。
欄間をいかに引き立てるか?だからね、目立っちゃダメなんだよ。」
そう、こうゆう影の力があるからこそ、欄間や釈迦三尊像が価値あるものに
出来上がるんですね。
藤井さん、今後ともよろしくお願いします。