こんにちは、
ヤギを飼うために来年ファイナンシャルプランナーの資格をとると決めた佐田です。
私の人生計画にはヤギを飼うという目標があります。
今年はその土台作りをしています。
内容は大まかに
1.ヤギを飼うための土地購入のため貯金をする
2.ヤギを飼育する知識を得る
3.虫がいても騒がないレベルまで虫が平気になる です。
2つ目と3つ目は時間をかければどうにかなりそうなのですが、
1つ目の貯金は頭を使わなければいけないということで
今年はお金の勉強をしてきました。
YoutubeやInstagramのお金に関する投稿を見ながら
家計簿のつけかたを変えたり・・・
固定費削減のためにいろいろなものの契約を変更したり・・・
そんなことをしていたらヤギ購入に向けたお金のプランを立てたいと思いはじめ
「ファイナンシャルプランナーの資格をとろう!」
と決めました(笑)
ヤギを飼う=土地を買うですからね、夢は壮大です!(笑)
さて、私の本業はヤギを飼う(予定の)人ではなく図面を描く設計の人です(笑)
図面を描いたら次にやること、それは材料の注文です。
材質のお話をしたことはありますが、
材料を注文するにはさらに考えなければいけないことがあります。
それが
「材料のサイズ」です。
設計をしはじめたころ、
材料は部品の一番大きいところのサイズで注文しておけば
加工が出来ると私は思っていました。
例えば、このような図面だったら
(今回は円柱のものを想定して話を進めていきます)
φ30mm(径)×50mm(厚み)の材料を注文しておけば加工できると思っていました。
でも、実際に注文をするとなるとそんな簡単に材料のサイズを決めてはいけなかったのです。
なぜなら、加工するときにやりやすい材料の形状があるから!
円柱のものを加工するときは旋盤を使います。
(旋盤とは、加工したい素材を回転させ、
そこに刃物をあてて円筒形状に削りだす加工のことです)
旋盤をするときには必ず材料を機械に取付けて動かないようにします。
この取付ける部分をチャックといいます。
φ30mm×50mmの材料をチャックに挟んだ状態のイメージ図が下の図です。
材料のチャックにつかまれている部分を「つかみ代」と呼びます。
つかみ代は加工するものの大きさにもよりますが、
フジタでは3~5mmほどの長さを持たせることが多いです。
では、材料をφ30mmのミガキ丸棒で注文した場合。
ミガキ丸棒は規格で公差が決まっていて、表面がつるつるしているものなので
φ30mmの部分は加工しなくても問題ありません。
↑ミガキ丸棒
(山進産業株式会社HPより http://yamashin.yamco.co.jp/)
↑赤色の斜線部分だけ加工する
ということは、チャックは3mmでも5mmでも持たせる事ができるのです!
ただ、材料の切断された面はななめになっているので
最終的に直角を出すための仕上げ代が必要となります。
直角を出すための仕上げ代はそんなに長くなくても問題ありません。
むしろ長すぎると削らなければいけない量が増えてしまうので加工時間が増える原因に!
「直角に仕上げれて、かつ加工に時間がかかりすぎない長さ」
を検討していく必要があります。
では、材料を黒皮材で頼んだ場合。
黒皮材は表面が黒い酸化皮膜に覆われていて、表面の精度は低く、凹凸があります。
ということは、加工をしないと精度の悪い製品ができてしまうのです。
↑黒皮材
(MISUMI HP https://jp.misumi-ec.com/)
図面の寸法どおりの径で頼んでしまうと精度の悪いままで製品にしなければいけなくなるので
少し大きいサイズで注文して加工する必要があります。
(赤色斜線が加工するところ)
径の大きい材料にしたことで、精度のいいφ30の円柱を作る事ができるようになりました。
しかし、図面を見ての通りチャックで持っている部分は加工ができません。
そのため、チャックで持っている分(つかみ代分)材料を長くする必要があります。
旋盤加工をした後に仕上げ代を切断します。
このときももちろん直角になるように切断します。
今回例に出した、ミガキ丸棒と黒皮の違いだけでなく
製品の形状によっても仕上げ代の長さは変わっていくそうです。
加工の知識があれば加工に適した材料の注文ができると教えていただいたので
これから、加工のことも勉強していきます!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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